役員メッセージ

かつ便りNo.5 ~思いやり~

 みなさま 田中かつゑです。先日、20年来の友人とご飯食べた時のお話。彼は超々ヘビースモーカーなんですが、私の前では絶対にたばこを吸いません。相手にたばこの匂いが付くのが申し訳ないからだそう。また、どこに行くにもマイ灰皿を持参しています。吸いすぎを戒めるのと、ゴミを出したくないからが理由。いつもながらスマートな人です。

 みなさまは公共の場で、ゴミとか使用した座席、備品なんかをどのようにして退席していますか? 多くの方々は暗黙知を守っていると思うんですが、それでも時々いますね。(自分じゃない)誰かが片付けてくれると信じ切っている人。すごく残念です。
 その人はきっと、ご自分が暮らしているお家が汚れていても気にしない方なのかも知れません。でも、公共の場って自分以外の方々が当然多数。みんなが気持ちよく過ごせるようにするには、個人の主義主張は通らないと思うんですよ。お互いを思いやる心と行動。大事にしたいですね。

 何で、こんなことを?仕事と関係ないじゃんって思う方もいるかもしれませんが…私はソフトウエアのエンジニアって、この「思いやり」が非常に重要なキーワードと思っているんです。
 よく言われるのが、欧米ではプロダクトに自社の運用を合わせて活用する、片や日本では自社の仕様にプロダクトをはめ込む(場合によっては個別の修正をプロダクトベンダに要求する)。これ、どっちがいい悪いじゃないと思うんですが、グローバルプロダクトを狙うんであれば、間違いなく前者をお客さまに推し進めるのが正しいアプローチでしょう。ものづくりのプロとして最悪なのが、お客様の(場合によっては熟考していない慣習から来る)主張を鵜呑みにして、個別運用や修正をしこたま仕込んでしまうこと。お~い、そのうち身動き取れなくなって自滅するぞ~と叫びたい。

 みなさまがこれからお客さまと深くお付き合いしていく中では、お客さまを思いやり、独自の運用や価値観を理解して、ご要望を叶えてあげたい場面も出てくると思います。さあどうしましょうか。
 答えの一つがMSA(Micro Service Architecture)なのでは? と思ったりもします。
 でも、それに限らずお客さまのご要望に応えつつ、自身の作業工数が簡略化でき、メンテが楽な手段があれば良いですよね。思いやりのキーワードと共に、欧米のベンダと差別化ができる、自社の強みになると思います。そのためには、お客様のご要望が本当にお客さまの会社の将来に貢献する機能なのかを見極める目が大事。そして、お客さまの将来像まで検討&ご提案出来たらサイコーだと思います。

 技術は私たちの生活を便利に快適にするための手段です。と、いうことは、人に(猫にも)優しい機能ってなんだろうって考え、Try and Errorを繰り返す必要がありますね。
 お客様からの要望を形にしようと考えるとき、是非下記を頭に入れて欲しいと思います。

  • その要望事項はどのお客さまでも困る事になりそうなのか?
  • プログラム修正の他に良くなる手段はないのか(ルール化設定・機能とするのか、エラー処理の方がいいのか、など)
  • 法改正がなされても融通が利くのか?  など

こんなことを考え形にしていくのも品質なんですよ。

画像はskeezeによるPixabayより