役員メッセージ

かつ便りNo.10 ~猿真似上等~

 みなさま 田中かつゑです。庭のゴーヤが黄色く熟れて弾けて、真っ赤な種が地面に落ちていました。この種の赤い所、甘いんです。アリさんがたかっていました。しくしくしく…

 二ヶ月ほど前、新入りの野良ニャンコ(推定2歳)が仲間入りしたのですが、面白いな、と改めて感じています。その仔は2年間もその日暮らしをしていたので、決まったご飯の時間とか、トイレは此処とか(当然粗相しました)、他の猫とのコミュニケーションとか、全然解らなかったんですね。でも、今は他の仔と一緒に「ご飯~」と鳴くし、トイレはきちんとするし、他の仔とじゃれあったりするし、いたずらも盛んです。

 これらみんな、他の猫をじいっと観察しながら覚えた様子なんです。特にトイレは偉いと思いました。人間が教えたのはたった一回。きっと、人間に可愛がられた方が生き延びられる確率が高まるのを悟り、頑張って他の仔と一緒になれるよう真似したんでしょうね。子供が親や年上の兄弟を真似するのと一緒。これ、AS IFの法則と心理学では言うんですが、似たことわざでは門前の小僧習わぬ経を読む、がありますね。

 見本を見つけて、訳がわからなくても真似しているうちに、いつの間にか自分のものとして習得していく。仕事も似たところありませんか。      

 何事も最初からカッコよくできる人なんていないし、初めての事って、そもそもどうやったらいいのか、何していいのかも分からないし、どうしようって感じじゃないですか?特に未知で難易度が高いと思う事、前例がない事ってそうですよね。そんな時には、似たようなことを経験している人の話を聞いたり、本を読んだり、身近な先輩の真似をしたり…YES! 猿真似でいいんです! 上等。先ずは真似から、堂々と入りましょう。真似をしているうちに、必ずあなた自身の個性が加わって、ご自分のスタイルが確立されてきます。そして、自信へとつながり、更に次の初めてに挑戦する基礎力に成長していくんです。

 でもまだ怖いですか? 失敗したらとか、出来なかったらとか、躊躇しちゃいますか? そんなネガティブ思考に行ってしまうあなたは正直です。わかります。だって怖いですもん。だから初めから自分に防御線を張っておくんですね。傷つかないように。私もそうでした。(信じるかどうかはお任せします)

 そこから紆余曲折あり、今は何が来ても大丈夫よ~って図太くなっていますが、昔は悩みながらも自身の道を模索していました。前職ではもちろん女性の幹部社員なんていないし、残業/社畜イコール素晴らしい社員って社風だったし、このままでいいのかぁと漠然とした不安もあったし、自分に何が出来るかって自信もなかったし……言い訳ばかりですね。

 そんな暗中模索していた子ザルはやっとお手本を見つけたんですよ。奇しくもそれは、身近な先輩たち。彼らの何気ない一言、ちょっとした心使い、フォローがとても嬉しく、すっと心に入ってきて、私も真似しよう、頑張ろうって思えたんです。

 この感謝の心と、良いことは真似しながら自分で咀嚼していこうと、思い実行する姿勢は今でも生きています。諸先輩方、ありがとうございます。気づかせてくださって心から感謝いたします。

Vishnu VasuによるPixabayからの画像