役員メッセージ

かつ便りNo.19 ~三方良し~

 みなさま 田中かつゑです。先日保護した推定年齢5~10歳のニャンコは猫エイズキャリア。穏やかで小心者なのでボス猫にでも噛まれたのでしょう。一匹だけ別の部屋でのんびりと毎日を過ごしています。

 近江商人の『三方良し』。ご存じですか。三方=売り手・買い手・世間。すべてがハッピーとなる商いの事です。私たちだったら具体的にどなたが登場人物でしょうか。この言葉自体は後世につけられた様ですが、ビジネスというより、社会の基本を表していると私は思います。だって、人は(無人島で孤立した生活をおくっている方を除いて)絶対に一人きりでは生きていけないから。

 会社に限らずどんな集団でもそうですが、その集団の規則はありますね。また明文化はされていないけれど暗黙知としてのルールも存在しています。良き社会人であれってことなんですが。みなさまはどうでしょう。孤立人になっていませんか。良き「社会人」ですか。

 わざわざこんな説教めいた事を書いたのは、三方良しからかなり逸脱している言動を見聞きする事が多く、正直困惑しているから。耳が痛い人もいるかもしれませんが敢えて挙げてみます。

  1. 新しい知識を得たいが、会社が必要な環境を用意してくれないからできない
  2. どうせ会社のお金だから湯水のように使っても自分は痛くもかゆくもない
  3. 自分の都合があるので会社のルールは面倒くさいしやりたくない

………書いているだけでどんよりして来ました………

  1. 自己投資 ⇒ 自身の価値を上げる ⇒ 社会と会社に貢献できる ⇒ 自身の収入が増える。ではないのかな。
    自分の可能性を開くのは自分自身。そこがスタートだと思うのですが。
  2. 会社の経費が高くなると利益剰余金が減り、廻り回って従業員に還元できるお金も減る羽目になります…
  3. その言動の裏でスタッフ部門がどれだけ調整やフォローに時間割いているか想像したことありますか。

 何をするのにも自分の他に、受け止めてくれる人・フォローしてくれる人・自身の言動に影響される人がいるんです。社会ですから。集団ですから。たとえお一人で生活をしていても電気・水道・ガス・通信・小売り・衣類などなど、様々な方たちに支えられている事実がある訳です。日常が奪われる不自由さ、不便さを経て、私たちは、これから次の社会に否応なしに巻き込まれていきます。その時も自分だけが一番ですか…

 三方良しは商売の理念として語られますが、人としての基本だと思います。自分も相手も社会もハッピーになるよう、自分を時には律し、相手を思いやり、不満が心に噴出したらその真因を探る(大抵不満は自分自身が原因です)。みなさまには人としてもっともっと成長して欲しいと切望しながら今日は筆をおきます。ご興味があったら「三方良し」と、できれば「薩摩の教え 男の順序」を調べて欲しいと願いつつ…