役員メッセージ

かつ便りNo.24 ~One for all, all for one~

 みなさま 田中かつゑです。キジトラで10歳の気難しいニャンコはトムキャットの7歳の子のみ、近づくことを許します。まるで「苦しゅうない近こう寄れ」と言っているみたいです。猫も相性あるのね・・・。

 ラグビーで有名になった言葉 “One for all ,all for one” 覚えていますか? そしてこの意味は?右に2種類のイラストがあります。上と下、どちらがこの言葉を言い表していると思いますか?って聞かれれば下って答えますね。合ってます。日本語だと「一人はみんなの為に、みんなは一つの目的の為に」となります。スポーツだけでなく、チームや組織で何かを目指す時この言葉とても良いと思うんです。でも、実行は結構しんどくないですか?

 何故って目的を達成するという思いが一致していても、それはあくまでも言葉の上であって、本当に一人ひとりの心の中が同じとは限らないし、仮に同じだとしても目的までの思い描く道のりは個々に違うから。

 なのでスポ根ドラマなんかでは「xx大会優勝」って目的が明らかなのに色々ないざこざが起きるんですね。今回はこの “One for all ,all for one” とSECIモデル(No.20ご参照)を絡めて考えたいと思います。

 みんなのためと言っても、そもそもみんなが何を望んでいるのかわからないですよね。そして自分もみんなの一部なんですよね。そしたら暗黙知を形式知にする「場」が必要ですね。本音の意見交換とも言います。一見みんなのためが、自分本位になっていないか、そもそもみんなのためと思っているのだろうか?がスタートです。チームで一つの目的を達成しようとすると、最初にお互いの性格や思考、行動指針などを全員で認識しておく必要があるんです。

 以前こんなことがありました。ある会議で、いつもソワソワして落ち着きのない女性がいました。彼女はその会議で重要な役割を占めていたんですがパフォーマンスが発揮できず、毎回空回り。当然議事は、進捗なし。…で原因。ご本人とお話しして初めてわかったのですが、開催時間が彼女にとって都合が悪かったんです。お子様を保育園にお迎えに行く間近が会議の始まり。それは焦りますね。わかります。で、何故開始時間の変更を申し入れなかったか。家庭の事情でお子様のお迎えが祖母から自分に最近変更になったが、私事情なのでみんなの予定まで変更させるのは気まずかったと。

 さあ、この場合、該当女性だったら?ヒアリングした人だったら?事情を聴いた会議メンバだったら?

 どうしましょうか。ご自分で考えてみてくださいね。

 誰でも自分が大事で、無意識に自分を中心に物事を考えます。そして周りの方々が自分に注目してくれている、あるいは分かってくれている、という「おおらかな誤解」をしています。先ほどの女性も誰かが気が付いて会議時間を変更してくれないかな、と思っていたそうです。 でもね、悲しいかな、人はそんなに他の人のことを気にしてはいません。気になるのは自分に被害が及んだ時、自分事として考えなければならない境遇になった時だけです。だから「場」を作り、お互いの理解のレベルを合わせる事がまず大事で、そして、その上でチームや組織のために自分が出来ることを考え・提案し・合意の上で動く。一見回り道のようですが、実は目的に達成する一番の近道です。その時に大活躍するのがファシリテータであるリーダ。是非、メンバの心を聴いて自分も含めまとめ上げ、目的に向かって邁進してくださいね。

Anemone123によるPixabayからの画像