役員メッセージ

かつ便りNo.41 ~自責と他責~

 みなさま 田中かつゑです。庭の枇杷をジャムにしました。シンク一杯の枇杷の皮を剝いて、種をとって、お砂糖を入れてコトコトコト…出来上がりは8Lほど。さすがにニャンコは(枇杷には興味が無いので)つまみ食いはしませんが、「遊んで~遊んで~」と大合唱&すりすり&まとわりつき…危ないですよ…。

 今回、ちょっと不思議だな、と思ったことを書きます。私の思考回路に無いことなので不思議に映るのかもしれませんが。で、私はどうすればいいのか、ちょっと考えてしまいました。

 趣味の習い事のお話です。そのお稽古は初級・中級・上級を積み重ねて行くのですが、上級コースのメンバ全員で初顔合わせの時に、ある方が(Aさんとします)こんなことをおっしゃいました。

本当は上級には進みたくなかった。
辞めたいと講師には言った。
けれど講師から続けるようにと説得されたので、仕方がなく上級に進んだ。

 私の頭の中は、申し訳ないけど「?????」で、埋め尽くされてしまいました。理由は…

  • 習い事をやるやらないは自分の選択なのに、なぜ講師に許可を得る必要があるのか?
  • やりたくない事なのに説得されたという理由でお金を払いながら続けるのはなぜか?
  • 同じ教室でポジティブに臨む他の上級の方々に失礼ではないか?
  • もちろん、上級の講師の方にも失礼では?

の疑問が湧いてきて…何よりご自身のことなのに「他人に決定を委ねる」ということが疑問でした。

 このAさん、いざ稽古が始まると講師を独り占めして放しません。初級レベルの質問を、しかも同じことを何回も繰り返し、講師は振り回され続け、私たちは結果的に講師と触れ合えず、お稽古に参加する甲斐もなく時間が過ぎ…これが毎回でかなりげんなりしておりました。

 そしてとどめとなる、出来事が起こりました。Aさん「私、修了式に出たくないんです。出なくてもいいですか。」と講師に言い放ったのです。講師は当然お仕事ですから、ここまで頑張ったのだから、みんなで思い出作りましょうよ、と言います。同じクラスの方々も、例え本心ではないにしても、出席しましょうよ、と誘います。そうしたらですね、Aさんは、冒頭のセリフに戻り…このやりとりが20分程続き…

 その日は、後に予定を控えていたこともあり、私もイライラが募り、つい、

お稽古事なのでご自分の意思で行動なさったらいかがですか。
誰かに許可を得る事ではないと思いますが。

と言ってしまいました。そこで時間が押しているからと解散になったのですが。

 もしかすると、Aさんは何か上手くいかなかったときに自分のせいにしたくないのかもしれません。もしくは、ご自分で決める事が苦手なのかもしれません。でも自己主張は周りの誰よりも強いので、そこのバランスの悪さに合点がいかないのです。

 修了式は半月後なので、Aさんがどうなさるかは不明ですが、私は私であれこれ考えていくうちに勉強になった事があります。

 それは、「何事も決して他の人のせいにしない。」「例え消極的な理由であれ、自分で選んだ事ならば、楽しんでのめりこもう。」ということ。

 文句を言うのは簡単ですが何も解決しません。さらに負のオーラをまき散らしてしまいます。Aさんから詰め寄られた時の講師の困り果てた表情。他のクラスの方々の驚きと不満そうな表情。楽しんで通うお稽古ごとのはずですから、参加するならみんなで楽しく、自分に合わないな、と思ったら静かにご自身で幕を引く。そんな粋な自分になりたいな、と思います。