役員メッセージ

かつ便りNo.46 ~過信は危険だ~

 みなさま 田中かつゑです。ニャンコは高い所が好きなのは定説の様に言われますが、我が家の短足ニャンコは出窓に乗るのにも失敗します。そのあと「落ち着け、落ち着け」とばかりに毛繕い。見ていませんよ、大丈夫よ。おかあさんが抱っこして乗せてあげますから。

 この頃ルーチンの中に割り込みが発生すると、思考が元に戻らなく、抜けてしまう事が増えました。例えば、鞄にお出かけ用の小物を準備している時に子供から話しかけられ、あれ?何入れたんだっけ?

 あるいは、お味噌を取りに冷蔵庫の前まで行った時にニャンコにすりすりされ、あれ?何故私は冷蔵庫の前に? など。さらに面白くない事に、階段の駆け下り、瞬発力が必要な動きに自分の身体が付いていけてない、と思う事も増えました。脳が変化してきています……。一方でそれを認めたくない自分もいます。ちょっとうっかりしていただけ。この頃運動不足だから、等言い訳は山ほど出てきます。また昔の記憶が思い込みや、都合の良い変換ということも。なので第三者的にみると今の私は、一見気づかないけれど、

  • うっかりミス/物忘れ/抜け漏れが出てきた
  • 体力/瞬発力/持久力の低下
  • 昔の経験がなぜか武勇伝っぽく

 うん、確実に厄介な人ですね。なまじ経験値があるので、もっともなことを言うし人に説教もする。ただ、基礎値となる自分自身が揺らいでいる。これは危ないと自覚しました。このまま自分を信じていくと過信に拍車をかけてしまう、という恐怖を覚えたのです。

 そこで、今はこんな方法で自分を補っています。

  • 強く自覚する:衰えてきている自分をしっかり見つめ自覚する(結構苦しいです…)
  • 一連の作業中に割り込まれたら:オウム返しに「申し訳ありません。少々お待ちくださいますか」
  • 言動は慎重に行い、昔話は出来るだけしない

 過去の経験値は成功・失敗含め、全て自分の肥やしとなります。けれどそれは、過去の状況の中での結果でしかなく、今に当てはめることが出来ないことが多くあると思います。刻々と変化している状況の中で、経年劣化している自分を認めることから、謙虚にリスタートできるのではないか、と思います。言葉を変えれば、過去よりも未来に向かって今の自分を創り上げていくような思考の転換ができたら良いな、と思います。

 また、作業の割り込みへの対応ができにくくなっているのは、割り切ってマイナスが少ない方を取るようにしています。例えば、仕事で熟考せねばならない時、家事で火を使っている時等、割り込まれることでリスクが生じる場合、予め周りの方々に理由を説明して終わるまで待っていただくことで予防保守になります。ニャンコ割り込みは避けられないので例外かもしれませんが。(そして冷蔵庫前で佇む…)

 最後に、懐古趣味に浸りたいと思った時は、干支が同じくらいの方たちと女子会(?)をすることがあります。ほろ酔い気分でみなさま沢山お話しなさいますが、大概みなさま、ご自分のことをお話しにいらっしゃいます。するとですね、見事に言葉のキャッチボールは実行されず、みなさまがあらぬ方向にボールを投げるようになります。けどあら不思議、感情が一致するときは、みんなで大笑いし、憤るときはそれもまた一緒に。そして、それぞれが言いたい事を言ってすっきりとして解散するのです。おばちゃんのコミュニケーション能力恐るべし。同調・共感・直感ですべてが丸く収まるのです。

NoirによるPixabayからの画像