役員メッセージ

かつ便りNo.51 ~伝えると伝わる~

 みなさま 田中かつゑです。去年の冬に保護した元野良ニャンコ。推定5~10歳とのこと。当然ながら今までブラッシングは未経験。夏毛に生え変わるタイミングで根気よくブラシをしていたら、一回りスリムになりました(抜け毛がソフトボール位の量!)。本ニャンはとってもすっきりした様子。良かったね。

 
 先日こんなことがありました。

 私 「雨が降りそうだから洗濯物取り込んでおいてくれる?」 
 相手「了解」

 結果、畳の上にハンガーにかかったままの洗濯物の山が出来上がっておりました。

 どうして、こんなことになったのでしょう。ちょっと補ってみます。

 私「雨が降りそうだから(洗濯物の乾き具合を確認して、生乾きなら家の中に干し直して、乾いていたらハンガーから取り外して)洗濯物取り込んで(たたんでタンスにしまって)おいてくれる?)」

 このように具体的に伝えればよかったのでしょう。行き違いが発生したのは、お互いの「洗濯物を取り込む」という定義に対する行動認識が異なっていたからです。さあ、もうわかりましたね、相手、と書いたのは普段洗濯に携わっていない人です。

 洗濯の経験値が豊富でツブツブの家事が線で繋がっている人に同じことをお願いしたら、私の想像通りに仕上がっていたと思います。けれど相手は、その経験が皆無。おそらく天気の状況でどの繊維の洗濯物がどのくらいの期間で乾くのか、乾いた洗濯物をどの様にたたむのか、なんてほんの片隅でも思ったこともないでしょう。(そういえば、同じ人にコーヒーを淹れてとお願いしたら、70度に設定されているポットのお湯を注いで、色が出ない!って騒いでいたっけ…(遠い目))

 これは伝える側と受け止める側で最初の物事に対する立ち位置が異なると、とんでもない事になるという微笑ましい例ではありますが、これが仕事だったら、笑って済ませられなくなります。

 言ったつもり、伝えたつもり。聞いたつもり、受け止めたつもり…お互いの認識がズレていると、双方が頑張って検討・遂行した仕事が何の成果も伴っていない事になります。またこれが発端となり、感情の行き違いや仲たがいが生まれることもあるでしょう。特に伝えた側が相手を思い憚った発言だったのに、真逆の解釈をされてしまった場合…両方にとっての不幸ですね。胸が痛みます。

 こんな不幸が生じないために、どうしたら良いのでしょうか。

 伝わる話し方の7つのコツ、みなさまも一度は触れたかもしれません。

  1. 何を伝えたいのかを明確にする
  2. 情報量を増やし過ぎない
  3. わかりやすい言葉でシンプルに結論を伝える
  4. 5W1Hを考慮し論理的な構成で話す
  5. 自分の意志は必ず伝える
  6. 具体例を織り込んで話す
  7. 相手の理解度を確認しながら話す

でもこれは、伝える側に特化した手法ですね。受け手側を考慮していない気がします。

 もし私が受け手だったら、

  • 自分の興味の対象である(あるいは受けることで自分にとってプラスになる)情報
  • 自分が受けない事によりマイナスになる、デメリットとなりうる情報

 以外は、あまり熱心に聞かないかも・・・と思います。

 ですので、伝える側は相手の興味をそそる、または相手が乗ってこない場合の不具合を明確にすることが大事なのではないかと思います。

 先ほどの洗濯物の例で言えば、

 「洗濯物の確認、取り込み、たたむ作業を相手が実施することで、その人にどんなメリットがあるかを伝える」、または「やってくれないことで、どんな不具合が生じるかを伝える」ことでしょうか。

 こんな感じ…?

 ~雨が降りそうだから洗濯物取り込んでおいてくれる?生乾きだったら室内に干してね。乾いていたらハンガーを外してたたんでタンスにしまっておいてね。あなたがやってくれることで、この家事がすぐ終われば、私は今日早めに夕食が用意できるから協力してね~

 ~雨が降りそうだから洗濯物取り込んでおいてくれる?生乾きだったら室内に干してね。乾いていたらハンガーを外してたたんでタンスにしまっておいてね。洗濯物の上にニャンコが乗ると毛だらけになって、あなたが着るときに痒い思いをするから早めにお願いね~

 ……結構疲れますね(^^; 伝わるって大変なのですね……

photoACからの画像