みなさま 田中かつゑです。猫用ペットドームに、家のニャンコは誰も入ってくれません。なので我が家では頑丈な段ボールの中に毛布を入れて簡易ベッドにしています。お部屋の中に段ボールが並んでいるのは異様な光景でござります…。
先日海外の友人と食事に行きました。そこで親子関係の話になり、日本とは違うんだなぁと改めて思ったことがあります。それは、欧米の方々は自分の子供に向かって愛情を沢山言葉や態度(hugなど)で伝え、子供の行動をポジティブに応援する方が多いという事。
友人からは不思議そうに、「何故日本人は家族・親戚間でハグやキスをしないの?仲が悪いの?冷たい文化なの?」と聞かれ、私は返答に困り…。
改めて思うと何故なのでしょうね。日本人は直接的な愛情表現はしないものの、心の中の愛は滾っていると思うのですが。で、改めて私の子育て歴史を振り返ると(子供たちは四捨五入で三十路です)、思い当たる事ありありです。
男の子の場合:未就学児までは抱っこを一杯して、大好き~モードでしたが、小学校2、3年生で手を繋ぐこともなくなり、最後に触れあったのは、彼の二十歳のお祝いでお酒を飲んだ時でしょうか。彼が酔って千鳥足になったので支えながら歩いたのですが…(^^;
女の子の場合:やはり未就学児までは抱っこ三昧でしたが、こちらは小学校に上がるとすぐに自走していってしまいました…
親も子もなぜか人前でスキンシップをすることを恥ずかしいと思っている文化もどきがあるような感じがします。これは私が古い世代の人間だからなのかどうかは分かりませんが。
でも、私(親)は例え子供たちがいくつになっても、可愛い子供たちのままで認識しています。学校を卒業し、1人立ちして、何にも音沙汰がなくても事あるごとに彼らを思い、心配し、会いに行きたい衝動にかられます。それはまるで遠距離恋愛中のような切ない思いです。
ただ一つ違う事。それはお相手(子供たち)は決して同じ気持ちを持っていないという事ですね。
それでも良いと思います。彼らは私からの愛情のバトンをしっかりと受け取ってくれていると思うのです。そしてそのバトンは次の世代(彼らの大事なパートナー・子供・愛情を注ぐ対象)に引き継いでくれると信じています。
親子でケンカしたことも、一方的に怒られたことも、反抗したことも、泣いたことも、悩んだことも、諸々ひっくるめて全部全部愛情だと絶対に子供たちは分かっています。
もう、立派な大人になった彼らが、帰省時にふと見せてくれる優しい表情や態度に会う度に、ああ、私のバトンを持ってくれているんだなと感じます。嬉しい限りです。
今、子育てがしんどいと思っている保護者の方、お子様と触れ合える時間が少ないと悩んでいる方に、ご自分が抱いている愛情に自信を持って、堂々とお仕事含め人生を謳歌して頂きたいと思います。お子さま方は保護者の方々がどんなに自分を愛しているか、きっとわかっています。そう信じます。
でも、反抗期や絶対的に触れ合える時間が少なすぎるときはありますよね。そんな不安な時、ベタですがお手紙をお勧めします。私は子供たちと彼らが小学校時代は交換日記をしていました。日常思った事、彼らへの愛、心配な事、毎日少しずつお互いに文字で会話しながら、この時は「愛しているよ」を連発していました。(仕事で)傍にいられなくてごめんね。会話する時間が少なくてごめんね。けれど、私はあなたたちを誰よりも深く愛していますよ、と素直な気持ちを綴った時間が走馬灯のように浮かびます。