みなさま 田中かつゑです。続けざまに2匹のニャンコが歯槽膿漏で抜歯の手術&投薬治療となりました。お家の仔になっていて良かったね。野良ちゃんのままだったら痛くて治らなくて苦しいね。早く良くなろうね。(私のお財布も痛いです…)
前回の続きです。今回は特に今のお仕事に情熱を注げず悶々としている方、転職を何度も繰り返している方に読んで頂きたいです。
「私は曲げわっぱ作りの第一人者になる!」(曲げわっぱ、ご存じですか?)など、何かものすごく尖がった目標があって、その道に突き進んでいく人を除いて、あまたの方はご自身のお仕事を「出会い」「雰囲気」「何となく」、あるいは「その会社しか受からなかった」などの理由で過去に決めたのではないと想像します。
歯に衣をせず言うと、そのお仕事に恋い焦がれて携わった訳ではないのですね。正直私もそうでした。
では、今はどうですか?何とかやっていますか、それとも不満たらたらですか、こっそり転職先を探していたりしますか。全てご自身の人生です。ご自分の判断で行動するのがよろしいかと思います。
けれど実感として思う事があります。それは【仕事の面白さを創り出すのは自分自身である】という事です。例えば、私のオフィスがあるビルでは2人の女性の方が清掃をして下さっているのですが、こんな違いがあります。
お仕事内容 | Aさん | Bさん |
廊下掃除 | 真ん中だけ掃除機をかける | 隅まできれいに見直す |
給湯室 | 始業前にテナント側が給湯を待っていても、知らぬ振りでシンクのお掃除 | 人の流れに敏感で、テナントの人間に気が付くと、さっと除けてくれる |
各オフィス掃除 | 人が通る所だけ | 机や椅子の下まで |
(お仕事ではないけど)挨拶 | こちらから挨拶してやっと小声で返事。いつも不機嫌そうな表情なので… | 向こうから気持ちよく大きな声で挨拶してくれる。ああ、今日も良い日だねぇ。 |
みなさまはどちらの方と一緒に仕事をしたいですか。私は間違いなくBさんです。他の人たちも私と同じ感想を持つようで、テナントの人たちもBさんには気さくに話しかけ、その場は明るい雰囲気に包まれています。時折出張のお土産を渡す方もいらっしゃるそう。方やAさんはいつも下を向いてつまらなそう。周りの人も話しかけたりはしません。
仕事の方から楽しさや好奇心の種を提供してくれることはありません。ただしどんな仕事であっても、
- その仕事は誰を幸せにするのか
- 自分はその仕事から何を得、どのように成長するのか
を考え行動している事によって、必ずその仕事が楽しく、その周りを知りたいという好奇心が芽生えてくると思います。
先ほどのBさんは創意工夫の結果、丁寧なのに短時間でお仕事を終わらせることが出来、余裕の時間を持ったり、ビルオーナーに褒められ処遇がアップするなど楽しい事が続いています。Aさんについては情報がないのでわかりませんが、ずっと同じように自分に与えられた作業のみを淡々とこなしています。
仕事は与えられるものではありません。雇用する側でもされる側でも、自分で創り出していくものです。お客様は誰?その人が幸せになるために何をしたらいい?そもそも自分の仕事は何を目指しているものなの?そして今の自分に足りないものがあったら、どうやって補うの?
考えましょう、そして行動しましょう。力を付けたい、技術を磨きたい、大きな仕事をしたい、何でもいいのです。今の環境の中で自分の努力でコツコツと成長し続けることはいくつになっても出来るのですよ。