みなさま 田中 かつゑです。この「かつ便り」もそろそろ3桁と回を重ねたので、中休みとして我が家のニャンコたちを順番にご紹介します。6匹目です。
No.6 ちび(女の子)
2020年の1月に外飼いをなさっていた老婦人から譲り受けました。というのも、ちびは右目が不自由なのです。(眼球が白っぽく濁っています。獣医のお話しでは、殆ど左目で見ているのだろうけど、完全失明ではないかな、という程度。)その年の冬はいつにもまして寒く、ちびを可哀そうに思っていました。老婦人とお話をしたところ、高齢のため家の中では飼育できないので私が引き取ってくれるとありがたいとのこと。御年2歳、避妊済。人慣れもしていたので、そのままキャリーバッグに入れて自宅に引き取りました。
「……(ゴロゴロゴロ)。」
(無口な仔です。時々お話してくれるのですが、微かに声が出ている?という感じ。とても温厚で、抱っこが好きみたいです。あんよが短いので、椅子に座っている人間の膝には飛び上がれません。抱っこしてもらうのを人の足元でじっと待っています。健気です。)
「ご飯の後はねんねなの。」
(小食です。食べるのも遅いです。野良猫としては生き抜けないと思います。本当に引き取って良かったです。つつましいご飯が終わると、出窓に置いた座布団で熟睡。手間がかからないけど、もう少し甘えて欲しい・・・)
「……お爪、切った?」
(爪切りの間、人形のように動きません。何をされているのかわからない、とかではなく、何も感じていないように見えます。爪切りが終わっても私の膝の上でくつろいだまま。もしかして大物なの?)
「あのぉ、アタシも可愛がって欲しいんですけど…。」
(他の仔を抱っこしたり、撫でていると、いつの間にか私の横を陣取ってスリスリしてきます。遠慮がちではありますが、(ジャンプができないので)地上での自己アピールを一生懸命やっています。「待っててね。」とお願いすると、大人しくお座りしてじっと抱っこされるのを待っています。繰り返しますが健気です。)
「お外?何それ?」
(飼われていたとはいえ、外では怖い思いや暑い寒いなど過酷な環境で過ごしてきた仔です。お家の中が安心で心地よい様子です。出窓はそよ風が来るところと思っている様で、気持ちよさそうに寝ています。穏やかな寝顔です。)
「おにいちゃんとおねえちゃんが怖い~!」
(先住ニャンコ達はみんな5~6キロ級。ちびは4キロ。さらに、全員を一緒の空間で過ごさせようと何回か試みたのですが、先住ニャンコ達は新参者に「あんた誰?」みたいに匂いを嗅ぎまわります。怖かったのでしょうね。部屋の隅で震えておりました。今までご紹介した大きい群ニャンコ達がもう少し高齢になって穏やかさが勝って来たら一緒の部屋で過ごせるかな?)
「ブラシ? ブラシ? 好き……!」
(この仔は長毛+多毛です。お腹周りも含めびっしりと長い毛で埋まっています。そのため、ブラシをしてもらうと気持ちが良いらしく、「ゴロゴロゴロ…」がとても大きくなります。おそらく初めての経験であったろうブラシは彼女のダントツお気に入りに昇格しました。)
シャイですが実は甘えん坊。マイペースで毎日まったりと過ごす【ちび】でした。