みなさま 田中かつゑです。冬から春へと気温が変化するに連れ、ニャンコたちが団子になって寝る姿が減りました。一匹ずつ思い思いの場所でおくつろぎです。そのせいで、出かける時のニャンコ点検が大変になりました。あと一匹。どこにいるの~?(本棚の隙間におりました…)
子供の頃はどんなイベントでも楽しく、何を見ても聞いても食べても嬉しかった思い出がありますが、今ではその頃と同等の感動を覚えるのには難しい年になってきました。経験値が溜まるのに反比例するように物事への興味が衰えてきたのがわかります。以前は胸ときめいた、どこかに出かける、美味しい物を頂くなどの催しに触手が動きにくくなってきており、何ともつまらなく。素敵な自然、素晴らしい建造物、舌鼓を打つはずの名産品ですらそれほど興味が湧きません。何故なのだろう…年齢を重ねたから?それだけではないような気がします。
例えばパックになった旅行。添乗員の方にお任せしていれば、全てのお膳立てが整い、自分は何も考えずとも観光名所を巡り、美味しいお食事を頂き、ゆったりとした眠りにつけます。まさに至れり尽くせり。お土産を買う場所までご紹介頂けます。けれど、楽しかったなぁ、と自宅に戻って反芻しても、具体的に何が、どうして楽しかったのか、どんなものが美味しかったのかが鮮明な記憶には残っていないのです。
また、ある時はどなたかに連れていっていただいた会食。確かに美味しかったのですが、何と自分はそのお店の名前も場所も記憶していないのです。おそらく、もう二度とそのお店には行けないでしょう。とても美味しいと感動したはずなのに。
これらに共通することは、万事に対し、自分で悩み・考え・選び・比較し・決定したというプロセスが無いこと。つまり自分の意思が入っておらず、すべて受け身になっている事なのだな、と改めて気がつきました。そういえば、子供の頃楽しかったのは、自分なりに創意工夫して達成感があったことばかりだった様な気がします。興味があることに食らいついて、(子供なりの)壁にぶつかりながらも頑張ったからこそ、プロセス含め素敵な思い出に昇華出来たのだろうと思うのです。(自分で掘ったサツマイモは焼き芋にしただけなのに、とても美味しかった!)
そうなると、今後何かを楽しもうと考えた時は、まず、自分なりの目標を作ることが必要なのだなと思い、振り返ってみました。その目標に向かう道筋をあれこれ考え、比較検討しながらそのものへの興味を高めていく。いい感じです。そうして考えること数日。自身の好奇心がムクムクと芽生えてきました。あとはお財布と相談をしながら、やりたいことを少しずつ増やしていきたいなぁと思い、今回この場を借りてご紹介いたします。趣味が合う方がいらっしゃったら嬉しいです。
①とある仏像ファンクラブへの入会
どんな活動内容なのかさっぱり分からず、不思議マークで一杯なのですが(彼の麗しいお顔を拝見しながら、ひたすらファンたちが語るのでしょうか。それともグッズでも作るのでしょうか。彼の天界でのご活躍を想像しながらため息をつくのでしょうか)。彼に会うためだけに訪れる奈良は尊いと思います。
②かんざしを使いこなす
未経験分野への挑戦です。きれいに髪を結いあげている方を拝見すると羨ましいな、と常々思っておりました。キリっと結い上げた髪をかんざしでまとめ、より一層着物でのお出掛けを好きになりたいです。
③カッコよく歩く
体重のかけ方、地面のけり方が偏っているのでしょう。特定の箇所の靴底が削れます。片足で立っているとふらつきます。一方の肩だけで鞄を持っていたり、利き手ばかりに負担をかけたりしているせいか、身体のゆがみを意識するようになりました。どんな運動が良いのか調べつつ自分の身体と向き合い、所作も含め直していきたいです。
いくつになっても楽しいことを探していきたいです。どんなに小さなことでも。