みなさま 田中かつゑです。10匹のニャンコの内、3匹は中毛です(私には長毛に見えますが獣医曰く)。そして、獣医情報によると、「長毛、中毛ニャンコはどんくさい」とのこと。で、悔しいことに逐一当たっているのですね。自分の目の前にあるオヤツを他のニャンコに取られる・ジャンプを失敗する・水を飲むと胸の辺りまで濡らしてしまう…可愛いんですがね…。
時々ヘアドネーションの話題がほのぼのとしたニュースで流れます。髪の毛を寄付する方々は老若男女問わないのですが、みなさま長い長い年月を掛けて大切にご自分の髪の毛を伸ばし、長さの条件が整ってから美容院などに臨まれる様です。実は私も寄付をしていて、昨日がその2回目。50cmの髪を寄付してきました。
前回の寄付が2020年初だったので、丸まる4年。ボブの長さからスタートした今回の試みは、実は前回よりもちょっとばかりしんどいものでした。年齢を重ねていくと、当たり前なのでしょうが髪の毛の一本一本が細くなり、コシが無くなってきます。また、伸びるにつれ絡まり易くなるため、シャンプーの度に抜け毛が増えてきます。排水溝に溜まった抜けた毛を見ながら、「これを綺麗にまとめておいたら寄付の一部に出来るのかな?」と変なことを考えたりもしました。伸びた髪の毛は思いの外重く、お団子にまとめると結構重量を感じます。運動時にも頭が気になり邪魔です。「早く切りたいな。」「まだ50cmには遠いかな?」と段々と、髪の毛が邪魔に思えて来てしまいました。
訪れた美容室。そこは積極的にヘアドネーション対応をして下さる所です。美容師さんにお聞きした色々な寄付の模様をちょっとご紹介します。
- 50cmの寄付をなさって、スキンヘッドに仕上げた男性がいらっしゃるそうです。どのくらいの年月がかかって、伸ばし続けるのにどんな苦労があるのか体感してみたかったそう。晴れ晴れとしたお顔でお店を後にしたとか。
- そのお店では1日にお一人かお二人程の寄付の予約が入るとのこと。但しほとんどが30cmカット。50cmが非常に不足しているので私の様な長い毛は願ったり叶ったりとのこと。(脱毛症状などによりウィッグを必要とする方(お子様含む)の多くが希望しているのは、セミロング、ロングヘアのフルウィッグだそう。ウィッグは髪の毛を半分に折り返して地肌となる生地に縫い付けるので長い方が良いのだとか。)
- 寄付が可能な髪かどうかは扱う美容室によって違いがあるので、分からない場合は問い合わせて欲しいこと。美容室と提携しているウィッグを作成している団体の考え方に依存するようです。ウェーブ、ブリーチ、癖の強い毛質等の方はご相談したほうが無難かもしれません。
さて、私の髪は順調に切られ、その束が目の前に置かれます。メジャーも一緒に鎮座しています。「ああ、本当に50cmあるんだ。よく頑張って伸ばしたなぁ、私。」と自画自賛。自宅に戻り、お風呂にてあまりに簡単なシャンプーと、乾くのが早いドライヤーに感激しました…。
そしてほっとした時、多分女の子なのでしょう。私の髪の毛が入ったウィッグを嬉しそうに装着している人のイメージがおぼろげに浮かんだのです。
そうよね、何らかの原因でウィッグを装着する方は、本当はご自分の毛が欲しいのですよね。でも叶わず、ウィッグを心待ちにしているのですよね。美容師さんが何度も「助かります。ありがとうございます。」と繰り返していたのも、まだまだ需要と供給のバランスがとれていない証拠なのでしょうね。
年齢のこともあり、今回限りで卒業しようと思っていたヘアドネーション。もしかしたら4年後に寄付3回目の日が来るのかもしれません。
準備不要。美容室代も節約可。掛かるお金はシャンプーとトリートメント代のみ。髪の毛を大事にすることで接種する栄養バランスも保てるようになる。日光・暑さ寒さにも気を使うようになる。忍耐はちょっぴり必要ですが気軽に何時からでも始められるヘアドネーションの準備。あなたもいかがですか?