みなさま 田中かつゑです。保護してから数年程、孤高だった仔が、今朝、唐突に私の目の前に来てゴロン!と仰向けに。これはニャンコの「お腹撫でて~」なのですが、そのあまりの変身ぶりにびっくり。もちろん丁寧に撫でて差し上げましたが…心を、許して、頂けたのでしょうか…? その心境の変化はどこから?そして、本物?嬉しいというより戸惑いが強かった朝食後の出来事でした。
先日ジョギングのために靴を新調しようと出かけた時の事です。対応してくださった店員さんが、ウルトラマラソン(フルマラソンより長い距離を走る競技。100㎞や24時間(時間制)などが代表的)を走っていらっしゃるとのことで、色々相談に乗って頂きました。実は、私少々ウルトラマラソンには興味があって、いつかいつか挑戦出来たらなぁ。。。と淡い憧れがあったのです。
彼曰く、ウルトラマラソンは「毎日5㎞から10㎞を走り続けられる持久力があれば挑戦出来る。」
毎日。。。ですか。。。と思いつつ詳しくお話を聞くことにしました。
「フルマラソンは「時間」との戦いで、分や秒を争うでしょう。でもウルトラマラソンは「完走」が目的なんです。他にもその土地ならではの自然を楽しんだり、走行チームで支え合いながらお互いに助けあったり、休憩も途中しっかりと取りますよ。」
えっ?意外。私はその距離をただひたすら走り切るんだと思っていました。
他にも、
- おおよそ5㎞毎地点に給水所・軽食所・トイレが準備されている。そこで休憩も取れる。夕方から夜中に走るレースでは休憩所で仮眠を取ることもできる。
- コースに山道がある場合、大体の人はトレッキングポールを上手に使ってゆっくり歩き、下りは足元に充分注意するため、小股でちょこちょこ小走りに進む感じ。
- 大会主催側から、予め各々の距離に合わせたペース配分表(早め・標準・遅め)が提示されているので焦らず走れる。
そして、彼曰く、「ウルトラマラソンは登山と似ている。」とのこと。そうかもしれません。スピードよりも、安全に完走が大事なこと、途中景色を楽しむ余裕があること、休憩や栄養補給が大切なこと。みんな登山と同じです。なるほど。
さらに筋トレの話になると、
- 上半身は鍛えた方がいい。荷物を担ぐ、トレッキングポールを操る、山の鎖場などで上半身で身体を支える等、出番が割と多い。
- 体幹は鍛えてね。捻挫は命取り。
- 下半身に速筋はあまり必要ない。速筋が大きくなると重量が増えてしまうので、その分疲れやすくなってしまう。それよりも遅筋を鍛えて、できるだけぜい肉は落とした方がいい。
総合すると、ウルトラマラソンに挑戦する場合のトレーニングは、ジムでは上半身を中心にした筋トレ、ストレッチや体幹トレーニングを頑張る。下半身はとにかく長距離を走ること。に集約される様です。
……まぁ、ぼちぼちと登山で爽快な汗をかきながら、夢や憧れは大事にしまっておきましょう…。
スポーツの種類によって、鍛えるべき筋肉が異なるんですね。改めて実感しました。そういえば、短距離走で鍛えるのは速筋でしたね。逆に長距離走では遅筋。目的に応じて自ずと手法が異なるのは当然なのでしょう。
そしてこの、適材適所の考え方と実現の手法はどんなことにでも言い換えることが出来ると思います。例えばスキル習得の場合は眼・耳・口・手を動かせ、と言いますね。種別が異なるとどうでしょう。
どれも、表現は違いますが、五感をフル活用して継続すること、自分だけでなく、引率またはヘルプしてくださる指導者がいることが大切なのだとわかります。ただし、これら訓練の項目で、種別によって大切さの比重が異なるのがお分かりになりますでしょうか。
これは私感ではありますが、色づけした項目が、各種別のスキルアップに一番大事な項目だと経験上思います。特にITが他の種別と異なる所。「デバッグ、レビュー、異なる場面での経験値の積み重ね」はITの世界での長老ならば、頷いてくださると思っています。
このITのみが特殊な理由は何か、こんな風に考えます。
これは、「同じ機能・納期・プロセスの案件はない」ことと、「チームで完結する案件である」という、条件が関係していると思います。他の3種は個人としてのスキルアップの事ですが、ITでは個人のスキルアップはもちろんの事、チームとしての仕事の完成度とお客さまの満足度というパラメタが合算されることが大きな要因なのでしょう。
IT屋さんのスキルアップは、自分自身のみならず、チーム・お客さまのためにも、という、複数のファクターが絡むのですね。