役員メッセージ 生きていくTips

かつ便りNo.110 ~凹んだ時の処方薬~

 

 みなさま 田中かつゑです。キャットタワーを新調しました。組み立てながらニャンコがそこで遊んでくれるのを期待し、1人にんまりとしていたのですが、誰もよじ登ってくれない…ええ?隠れ家も爪とぎも装備、垂直移動やジャンプで遊べるよ~遊んでよぉぉぉ。(夜中に誰かがこっそりと遊んでいたようです)

 私の友人の一人は「仕事は生き甲斐だ」と公言します。が、私はそんなことはとても恐ろしくて言えません。正直、怠け者の私は「猫は生き甲斐です」位に留めたいです。けれど、怠け者であるがこそ、ある程度厳しい環境に自身の身を投じていないと、どこまでも堕落していくであろう私が想像でき、それも困ったなぁとも思います。

 月日を重ねていくと、段々と嫌な事やしんどいことを流せる術を身に付けますが、それでも迷ったり悩んだりする火種はしょっちゅう飛び込んできます。特に、遅々として進捗が見えない事、上手くいかない出来事にぶつかると、ネガティブな自分が顔を出し、責めてきます。

「あの時、XXXをしていれば良かったのに」

「こちらの手段を選択しておけば良かったのに」

「こんなこと、やらなければ良かったのに」

後悔の言葉ですね。覆水盆に返らずなのは重々承知なのですが、どうしても過去の自分を責めたくなる時は落ち込みが加速してきます。

 でも、過去の自分を責めても何の解決にもならないのですね。なので私は、自分自身を元気づけるため、こんな言葉を自分に投げかけます。

「その時に最善と思って、その道を選んだはず。そして、物事が上手くいかない事はコインの裏表と一緒。楽しく切り抜けて自分を褒めてあげよう!」と。

今の私は、過去の私が何回か決断した人生の積み重ねで出来ているので、あながちその時の判断は間違ってはいないはず。それでも、上手くいかない時にモチベーションを保ち続けるのはしんどいですよね。(例えば、過去に発生した小さなミスが大きなトラブルに発展してしまい、善処策として過去数年間の事務帳簿を全部見直すなんて作業があったら、私はきっと卒倒しそうになります。)

 当然、過去にミスをした私を責めても何ら生産性がないので、私はこう呟きます。

『「しんどいな、いやだなと思いつつやる」よりも、「楽しみながらやる」方が精神衛生上良いに決まってるので、どうせやるしかないなら楽しい題材を見つけよう。』帳簿見直しは間違え探しクイズに変換し、マイルストーンごとに美味しいお茶菓子でご褒美です。さらに、終了した箇所を「征服した箇所」と捉え、「XXXまで出来た!」と一人祝杯をあげます。

 凹むポイントは人それぞれ、そこからリカバリする手法もその方に寄るとは思いますが、大切なのは自分を褒めてあげることなんじゃないかなと思います。

なので、

  • 「xxができなかった・・・」⇒「yyまで出来たっ!」
  • 嫌いなこと⇒その中でここは好きかな…?
  • これ以上頑張れない⇒ここまで頑張って偉かった
  • あれもこれもやらなきゃ、パニック!⇒重要な事を1つだけ
  • 心がいっぱいいっぱい⇒甘いものを食べて休憩しよう
  • しんどいよ…⇒鏡を見よう。そして「可愛いよ」って自分に話しかけてあげよう

と大切な自分を労わって欲しいです。

 それから、笑顔を大事に。鏡に向かって「にっこり」微笑む。騙されたと思って一度いかがですか。あなたの笑顔はあなた自身とあなたの周りの方々をも幸せにしてくれます。私も増えてしまった皺には目もくれず、出来るだけポジティブになれるよう、今日も鏡の前で笑顔の練習を致します。