みなさま 田中かつゑです。寒くなってくると、ニャンコが膝の上に乗ってくる頻度が高くなります。そして、多頭飼いの方はご理解いただけると思うのですが、私の膝は椅子取りゲームの「椅子」扱いになります。要領の良い仔は私が座ると同時に膝に乗ってくるのですが、出遅れた仔は廻りをうろうろ。隙を伺っては…の攻防です。ケンカしないで仲良くね。
大人になるとだれもが、複数の顔を持ちつつ生活をしています。私であれば、仕事での指導者・家庭での家事主導者・猫の飼い主・習い事の生徒などなど…
複数の顔を持っているという事は喜びも、悩みも複数種類あるということでもありまして、時々気持ちの切り替えに苦慮する事があります。いわゆる『心ここにあらず』という状態で、身内や猫の健康が芳しくないと、そんな状態になりがちです。小さなお子様がいらっしゃる方なら、職場で保育園の子供のことを考えてしまったりすることでしょうか。こんな時は皮肉なことに、家に帰ってもやり残した仕事のことが頭から離れなかったりするんですね。本末転倒です。
この矛盾を解決する方法の一つとして、私は子供が生まれてからタイムマネジメントの考え方を生活に取り入れました。具体的には、
- 優先順位を付ける目を養い、物事の順番をコントロールする。
物事を①緊急+重要、②不急+重要、③緊急+些細、④不急+些細の4つに分けます。やるべき事は①と②。③、④はできればアウトソーシングの方向に持っていきます。特に③は着手しやすく、その事にかかりきりになる可能性があるので要注意です。
- 自分の生産性を向上させる。
例えば1時間かかっていたことを、30分で終わらせるにはどうしたらいいのか。(前準備の工夫、動線の見直し、着手順序の工夫など。)この生産性に関しては、次の細切れと纏めに関連します。
- 物事を細切れにする、または纏める
例えば細切れは、朝歯を磨くついでに洗面台(だけ!)の掃除もやってしまう、とか、単純作業は隙間時間を活用するなどちょっとした時間を有効に使う術です。逆に纏めは、煮物など冷凍しても味が変わらないおかずをたくさん作って小出しにして食べるとか、仕事のロジックを組み立てる・全体を俯瞰した資料を作るために半日ほど会議室に籠るなど、大きな塊を成果として生むときに有効です。
- 予定を立てる、振り返りの時間を持つ
朝は出勤時間、電車に乗っている時などに、今日やってしまう事を計画。夜寝る前の5分など静かな時間に良い一日だったか思いを馳せる。特に夜は頑張った自分が出来たことをしっかりと自分で褒めてあげるのがポイントです。
このようにONとOFFを上手に使いこなし、その時やるべきことに集中せざるを得ないやり方を取り入れ、他の事に心が奪われないような工夫をしています。
けれど、ずっとタイムマネジメントを取り入れていると、緊張が解けないので疲れてくるんですね。そんな時は、堂々と自分を甘やかしてあげます。例えば一日家事を放り投げる。有休を使ってプチ日帰り旅行に行ってみる。自分が好きなものを心置きなく食べる、など、是非命のお洗濯、真っ白な気持ちを取り戻してあげましょう。