役員メッセージ 仕事に関すること

かつ便りNo.134 ~異業種からITに挑戦する方へ その2~

 

 みなさま 田中かつゑです。一番年上のニャンコは私の年齢を超えています。そのためか、高い所にジャンプをするのが苦手になってきました(登れないの~と助けを求めてきます)。キジトラの模様もあまくなり、毛色の境目が分からなくなってきました。でもまだまだ元気で長生きして欲しいです。

 No.84で掲記の方々へエールを送りましたが、今回はその続きです(ずいぶん間が空いてしまいましたm(__)m)。

 さて、唐突ではありますが質問です。みなさまはIT業界に舵切をしようと考えた時に、「IT」に対し、どんなお仕事内容を想像しましたか?ある方はWebデザイナー、またある方はAIエンジニア、データサイエンティストを、そしてまたある方はプログラマー等、一見華やかと思われる職種を想像しているのではないでしょうか。今や生活に欠かせないIT。その職種はレガシーな物も含め、おそらく30を超えるものと思います。厄介なことにその職種は各々に求められる技術や特性が異なるのですが、一見分かりにくいため、新たに参画を試みる方には非常に戸惑う世界かと思われます。

 そして巷のプログラミングスクールでのカリキュラムを覗くと、JAVA, Ruby, Python等言語を習って簡単なものづくりを行い、小規模のサーバー・ネットワーク・Webシステムの構築でコマンドに触れ、ちょっとデーターベースを操作して、卒業制作を作る。こんな流れで進むようです。そこでは講師がつき、原理原則を分からずともご本人は授業はこなせ、無事に卒業は出来ると思います。

 では、次の質問です。みなさまはプログラミングスクールで自分が興味を持てる職種が見つかりましたか?だとすればそれは何故ですか?さらに、どこを深堀していきたいですか?そのために何を自己学習しますか?

学校を卒業したことと、実務でスキルを発揮できることは必ずしもリンクはしません。それはみなさまが学生だった頃の勉強がそのまま実社会で役立たない事と一緒です。学生時代に実社会の基礎を習得したのと同様にプログラミングスクールではIT業界の基礎のほんの一部に触れることが出来たと考える方が正しいと思います。

 では、どのようにご自分のスキルを磨いたら良いでしょうか。私は以下のサイトを参考にすることをお勧めします。

 さらに、スクールは出たけれど、勉強はしたけれど…よくわからない。でもせっかくなのでやっぱりITの世界に居たい。と思う方は、スマホアプリ、Webアプリ、Raspberry Pi (通称ラズパイ)用アプリ開発など手軽に出来るものづくりに対して興味が湧くかどうかをご自身で判断するのも良いかと思います。

 せっかくITに興味を持って頂いたからには、好きになって欲しい。仕事が楽しいと感じて欲しいと切に思います。そのために茫漠とした「IT」をご自身の中でクリアにして、その上で好きな分野に突き進んで欲しいです。
ITの中ではこれが好き!でもあれは嫌い!と堂々と言えることがまず第一歩かなと思います。ちなみに私は(中でどんな動きをしているのか全然わからない)WindowsOSが苦手です…。