役員メッセージ 健康で行こう

かつ便りNo.186 ~中断後の再開~

 みなさま 田中かつゑです。リンパ腫罹患のああちゃん、虹の橋を渡りました。昨夜、仲間と一緒に夕食を摂り(もう本ニャンは食べられないので、お水を少々)、その後自分の寝床に自ら歩いて行ったああちゃん。ふと何か感ずるものがあって、彼の寝床に行ったら、正に息を引き取る直前でした。ああちゃん、頑張ったね。本当に良い仔だね。おかあさんはああちゃんが大好きだよ。

 1年以上頑張ってきたのジム通いですが、私事で半月以上行けませんでした。ようやく行ける目途が立った先日、意気揚々とジムへ…とはなぜか思いませんでした。怠け癖がついてしまったのか、身体がなまってしまったのか、とにかく億劫に感じてしまったのです。

 この感じ、習慣にしていた何かがある一定期間途切れた時にそのまま時が過ぎ、果てにはなかったことに…つまり元の木阿弥になってしまう予感に似ています。どうにか、「行きたい」と自然に思う様な仕掛けを作らねば。自身の中で問答が始まります。

 そこで、今まで1年間ジムに通って良かったこと、そうでなかったことを振り返ってみることにしました。

<良かったこと>

  • 筋肉量が増え、力持ちになった
  • 体力がついた
  • 違う環境や考え方の方々と緩い関係が築けた
  • Group Power®, Group Core®(音楽に合わせながら身体を鍛えるスタジオプログラム)は楽しい

良いことが一杯ではありませんか。
ではなぜ億劫に感じてしまうようになったのでしょうか?

<再開するのに面倒くさい理由>

  • 衰えた(?)筋肉を再びマシンで鍛え直すのがしんどい
  • 今現在ニャンコの看病や私事で一杯いっぱい、心に余裕がない
  • 地味に洗濯物が増える(夏だから良いのだけど)
  • マシントレーニングと登山では使う筋肉が異なることが分かってきた

ジム通いをスタートしてから最初の勢いがずっと惰性で続いていたのに、突然止まってしまったため、再びスタートする心の前に、高いハードルが存在しているような印象を受けています。何かを続けることに挫折するのは、きっと勢いが途切れてしまい、再び巻き直すことがしんどいからなのかもしれません。

 そこで、再開することのメリットを追加で作ることにしました。ニンジンを鼻先にぶら下げる戦法ですね。

 新たな目標は、「日帰り登山を一泊二日まで延長させる」

 心配なニャンコたちの世話は常日頃から娘が請け負ってくれると言ってくれているので、その言葉に甘えることにしました。山関係のサイトを参考にすると、やはり必要なのは「体力」とのこと。着替えや行動食の他にも宿泊に必要な道具を背負って数十キロの距離を上り下りする訳ですから当然でしょう。今よりももっともっと体力をつけねばなりません。2年後?3年後?には実現させたいなぁ。

では、その新目標を引っ提げて、ジムに向かうとします。

 ……行きました!行けました。マシン筋トレを少々やり、Group Core®に参加をしました。みごとに翌日は筋肉痛です。そして、気持ちが一杯いっぱいの中でのジム再開には、やはり少々の憂うつ感はありましたが、結果的に良かったと思います。少々無理をしてでも、今まで習慣としてきた日常を取り戻すことで、自分の心も日常モードに帰着したのかもしれません。

 何か物事を継続して行う時、必ずプラスの面とマイナスの面、この両方と向き合わざるを得なくなります。例えば…

〇筋トレ

プラス⇒身体が鍛えられ強くなる。大会出場などの具体的な目標設定もできる
マイナス⇒食事含む自己管理が発生。大会出場ではそれなりの準備が必要

〇習い事

プラス⇒習熟が実感できると、とても嬉しくモチベーションが上がりますます入れ込む
マイナス⇒スランプや停滞期などで、挫折をするリスクがある

〇スキルアップ

プラス⇒資格合格・周りから認められる等、自分のスキルアップが周囲からも確固たるものとなる
マイナス⇒疲れている時・やる気が出ない時等コツコツと続けるのがしんどい時がある

その他にも沢山あるとは思いますが、継続にはどれでも共通することがあるのだと思います。それは、

  • 継続する明確な目標で達成できそうなレベル
  • モチベーションの維持

このモチベーションは非常に大事な要素で、中断を余儀なくされた場合でも再開に至る鍵なのではないかと考えます。これは裏を返すと、「やらねばならぬ(本当はやりたくないけど)」なことは継続が難しいし、中断したとしたら、そこで終わってしまうのですね。

 感情はとても不思議で大事だと思います。好きなことに対しては、人はずっと続けられるし、理由があって中断したとしても、すぐに再開ができるでしょう。何かを新しく始める時はその対象をしっかりと観察して、好きな要素をしっかりと心に刻むことが継続と成功の大事なポイントなのかもしれません。