みなさま 田中かつゑです。ヤモリが好きです。離れた目、愛くるしいお顔。どうも私は目と目が離れている造作が好きなようです。だからカエルも好きなんだわ…
今回は改めて基本中の基本を書いています。何故か?最近一ヶ月程この原理原則を忘れてるんじゃないかな…と思われる場面に出会ってしまい、言わねば、と痛感したんですね。
例えば、こんな場面があったとします。みなさまはどうしますか?
問1 | チームでの仕事の進捗が3週間程遅れ。 リカバリが暗礁。納期間近であることと、 チーム内のスキルでは不足している部分がある |
問2 | 自分の担当している仕事がオーバーワーク気味。 そこに新たな仕事を振られた。 その仕事は実は自分が前々からスキルアップの為に やりたいと思っていたもの |
両方ともヘルプが必要ですね。そのヘルプは「アドバイス」「仕事の進め方指南」「実際に一部を肩代わり」「他の人に振る」、など選択はあるものの、ヘルパーの時間・スキル・人間性を頼っているのは間違いのない事実。そしてヘルパーは困っている人の為に何かしらを犠牲にして対応してくれている。ありがたいです。
さて、困っていた当人はヘルパーに何をお返ししたんでしょう?まさかお世話になりっぱなし、または喉元過ぎれば熱さ忘れて…になっていませんよね?心当たりがある方は、深く自省して欲しいし、今後の心構えや態度を改めて欲しいと切望します。
もちろん、会社や仕事には役割がありますので、「上司だから」「年上だから」「先輩だから」「自分からお願いした訳じゃないから」…言い訳は沢山出てくると思います。ただ「人vs人」という図式は存在していて、その方のお時間を煩わせ、お世話になったということは間違いのない事実です。
なので、敢えて言います。礼は尽くしましょう。まずはお礼を。そして、その恩をどのような形でお返しするのか、考え、実行を。面倒くさいですか?言わなくても分かってくれるはずですか?では、ご自身が逆の立場だったらどうでしょう。困ったときだけ頼りにされて、その時が過ぎたら涼しい顔。お礼どころか無かったことのように振舞われる。そんな人の為に二度三度と面倒見てあげたいと思いますか?
これは社内のみならず、仕事で携わるすべての場面で言えることです。仕事は一人では絶対にできません。人と人との繋がり、関わりはご自身の仕事の幅を広げるためにも、成果を上げるためにも、そして何よりも充実した仕事に携わるためにも必要な要素の1つなんです。
だから、みなさまには部下・同僚・先輩・上司・お客様などを問わず、お世話になっている方々への感謝の気持ちを持っていて欲しい。そしてその気持ちを是非言動で表して欲しいんです。その言動は廻り回っていずれはご自身に返ってきます。
「面白い仕事」「スキルアップ」「新分野への挑戦」「昇進」、など、すべてご自身の心構えと普段の言動の積み重ね、他の人への感謝の念で成り立っていることを、どうぞ、どうぞ、お忘れなく。