みなさま 田中かつゑです。元野良ニャンコ(右目多分見えず、推定2歳)、少しずつ屋内生活&抱っこに慣れてきました。まだ身体を固くして「早く降ろして下さい・・・」って感じですが。
前職も交え、沢山の採用&進路面談をしてきました。今日はその中で印象に残った二人のお話をします。
一人目は「スーパーコンピューターのOSを創る」という目的がシャープだった人。丁度入社時期が運悪くスーパーコンピューターの開発が凍結されていたので、汎用OS系に携わる私の部署に配属されたのですが、真面目というか、ものすごい勤勉。OS系の制御ソフトに関する事やハードアーキについても勉強熱心ですごいなぁと。しかも彼からしたら不本意な配属だったにも関わらず、文句一つ言わない。黙々と課題こなしながら周りの人に、自分のスキルを伝授している。
私は部下との定期面談で初めて彼が「スーパーコンピューター」命ってことを知り、スーパーコンピューターの開発が再開される際に、彼を該当部署に移動させました。どこまでも目的に向かって回り道もものともせず努力する姿に応えたいと思ったからです。
もう一人は、採用時に「SEと開発で悩んでます」という人。その人は周りの人全てに同じ悩みをぶつけているのだけど、それらの反応を聞いていない。そして、また他の人に「SEと~」って聞いている。配属されたのはSE、開発のどちらでもなく、いわゆる間接部門。だから自分の実力を示さない限り、どちらにも移動できる可能性はない。なのにその人、SEや開発の仕事内容を分かっていない。勉強もしていない。結局その人、「此処では自分の実力が発揮できない」とあっさり辞めました。その後は…?
人生、いくつになっても進む道は無尽蔵です。でも、行くと決めたら事前準備し、トラブルやアクシデントがあっても解決しようと努力し、進み続けなければなりません。もちろん、道を間違えることもあるでしょう。けれど、その道を選んだ理由があるはず。何も考えずに自分の道を決めている訳じゃないでしょう? 前述した二人の例、どう思いましたか?自分の中でしっかりと目標を掲げ、回り道すら自分の糧とし、努力の上で自分の進みたい道を勝ち取った一人目。方や口をあんぐりと開けて、天からご褒美が降ってくると思い込んでいて、叶わないと逃げていく二人目。早ければ2~3年で両者に歴然と差が付きます。悲しいかな二人目の人は差がついている事すらわからないと思うけど。
仕事は与えられる反面、自身で勝ち取るものでもあります。そして勝ち取るためには自分自身がそれに耐えうる実力を備えている必要があります。自分で選んだ進むべき道は自ら狭くしてはいけない。軽トラックがやっと通れる道ではなく、例えば大きなトレーラーが二台並走しても問題ないくらいの道を開拓して欲しいです。自分の進むべき道が見えている人は道を広くすることも出来、どんな場所でも時でも自分を高められることができます。けれど、道を見つけられない人は目の前の居心地の良さや楽さ、または苦しい事から逃げることで、ますます道がわからなくなります。
Jobsの名言。示唆に富んでいます。あれだけ苦しい想いをし、煮え湯を飲まされた経験があっても、己の道をひたすら突き進んだ彼。何かしら感じませんか?