みなさま 田中かつゑです。雨の日はニャンコもよく寝ます。そんな中、一番小さいニャンコは自分だけが起きていることが分かると、周りを見回しながら私の膝に乗ってきます。他の仔がいると取られてしまうものね。よしよし、沢山甘えていいですよ。可愛い仔ね…
お仕事の縁で、3年振りにお顔を合わせた方がいらっしゃいました。その方はご出身がインドで、私とのテレコン時間は丁度北米からEUに出張で移動し、到着した頃。時差ぼけや睡眠不足でお辛いはずなのに、第一声が「やあ、かつ、元気だったかい?3年ぶりだね。6匹のニャンコも元気かな?」
まるでつい先日にもお会いしたかのような自然な笑顔。忘れずにいてくれたニャンコ(3年前は6ニャンでした)。さらに私が事前にお送りした資料はしっかりと目を通して頂いており…30分程の会議ではありましたが、とても実のあるお話が出来ました。
最後にアクションアイテムをおさらいし、次の会議の日程を決めて会議室から退出したのですが、その方はずっと手を振って下さり…もうね、絶対にこのお仕事を成功させようと固く心に誓いましたよ。
その方はグローバルでもかなり大きな会社の副社長さんですが、すごいな、叶わないなと心から思いました。たった30分の触れ合いから、すごいと感じたことを書き出してみます。
- 10時間ものフライトでお疲れのはずなのにおくびにも出さず、ずっと笑顔
- 私の資料は空港到着時に受信したはず。時間が押していたのにA4サイズ4頁の分量を読みこなしていた(そのため、資料説明の時間が不要で、すぐに本題に入れた)
- 3年ぶりに顔を合わす私の個人プロフィールを頭に入れていた
- 私のような駆け出しの会社の人間と対等に議論を交わし、WIN-WINを引き出してくれた
- 日本人の私を気遣い、ゆっくりな英語で話してくれた
私自身はこのような対応が果たして出来るのだろうか……
実るほど頭の垂れる稲穂かな、ではありますがそれを自然に身に付けるのはとても大変です。ましてやグローバル企業の要人ともなれば、言わずもがなだと思います。でも、振り返れば私はそんな素敵な方々に囲まれて仕事をしてきた経験があります(全て海外の方なのが残念ですが)。その頃は私もお相手も、知恵を絞りながらお互いのWIN-WINを模索し、ゴールを設定・合意したらしゃにむに頑張ったものでした。そのお相手がいらっしゃったからこそ、会社間の関係が良好に保て、チャレンジングな目標も達成できたのかもしれません。
このところ余裕のない日々を送ってきたせいか、まず自社のこと、自分の事を中心に考えがちだったことをとても反省しました。やはり、周りへの思いやりの心と行動は大事すぎる位大事なんだと改めて気が付かせて頂きました。ニャンコにも笑顔を向けると喜ぶんだから、自分の感謝のオーラは絶対に周りの方々に向けるべき、なんですね。それは私の周りの方々のみならず、私自身も嬉しく、良い方向に物事が運ぶお手伝いをしてくれるもの。
たった30分のテレコン、3年ぶりしかもお会いしたのは2回目)の一緒の時間。私にとっては濃厚な、振り返りと未来への布石が同時に出来たような貴重な30分でした。帰ったら鏡の前で笑顔の練習します!