役員メッセージ

かつ便りNo.72 ~準備をしよう~

 みなさま 田中かつゑです。年末から家族に加わった三毛ニャンコ。周りの仔たちを観察しながら「甘える」ことを学習中です。まだまだ抱っこをすると身体が強張りますが、もう爪は立てません。床にゴロンと寝転がって撫でて~のポーズを取ります。良かったね。キミの表情が穏やかになってきたよ。

 電車を降りるとき、毎回ぎりぎりまでスマホを見ていて降りそこないそうになる人と一緒になった時の事です。鞄を持ち直した際、スマホを座席に置いて慌ててそのまま下車したようで、改札口でスマホ(モバイル××)が無い!事件が勃発。結局、当然ですが終点地までそのスマホを取りに行き、私達のお出かけ予定はキャンセル。怒っても仕方がないのですが、「早めに下車準備すればいいじゃん…」は私の心の呟きです。

 備えあれば憂いなし、よく言われる言葉です。もちろんすべての出来事に対してこのような準備を意識し続けたら、身も心もクタクタになり、肝心のイベントが楽しめない事にもなりかねませんが、ある程度余裕は必要なのでは?と強く思った出来事をご紹介します。

 友人が若かった頃のお話です。彼女にはのんびり屋さんの恋人がおりました。彼女自身がせっかちな性分だったので、私は、凸凹コンビでいいなぁと真逆の2人を見ながら微笑ましく感じておりました。そんな彼女が珍しく激怒しながら私に語った内容は…

 「彼女のお誕生日ディナーに、前々から行きたいとリクエストしていたレストランを恋人が予約しておらず、当日飛び込みで訪問するも満席で入れなかった」というもの。結論から言いますと、二人はすぐに仲直りし、その後の段取りは全て彼女のペースで進みましたとさ、になるのですが、何故恋人はレストランの予約をしなかったのでしょう?後日、本人に確認すると単純に忘れていたとのこと、と言うより、先延ばしにしていたら当日になっちゃった、が真実の様です。

 たかがレストランの予約と侮ることなかれ。ここにはある示唆が含まれていると私は考えます。

 おそらく彼の思考は、「レストランの連絡先を調べ、メニューを決め、営業時間に連絡をする」というプロセスが面倒で、明日でいいかな…が積み重なったのだと思いますが、大事なことが抜けていませんか?

 それは、レストランに行きたがっていたのは彼女であり、彼が予約をするのは彼女を喜ばせるためであるという事。つまり人の為に何かをするという行為に対して、自分の都合だけで行動をしてしまったことに問題があると思うのです。

 後で彼女に激怒した理由を聞いたところ「彼は私を大事に思っていないから」と、ストレートな返事が来ました。(この意見に関しては、大げさとか、そんなレベルの問題ではない、等のお声があるのは重々承知です。これはある行為を受け取った側の感情の綾なので仕方がないと思います)

 準備というのは、そのイベントが滞りなく、楽しく完結するように予め予測できるリスクを先回りして封じ込めることだと思います。もちろん事後に自省し次に備えることも大事ですが、未来の事柄には不測がついて回ります。だからこそ、予見できるマイナス要因は出来るだけ減らし、プラスの事を楽しむために時間を使いたいと思います。

 準備をすることに気負ったり負担に思うことはありません。一緒にイベントに参加する人や自分自身がどんな風に楽しめるかを考えて、ストーリーを作りましょう。楽しかったね、ありがとう、うわぁ素敵、などの感嘆が準備した人に次のやる気を促してくれると思います。Preparation is the first step to success.とも言いますものね。準備をし過ぎることはないのでしょう。