役員メッセージ

かつ便りNo.80 ~3年後にどうなりたい?~

 

 みなさま 田中かつゑです。甘え下手な仔がいます。その仔は他の仔が人に抱っこされていると嫉妬して尻尾を噛んだり意地悪をしたりします。そのくせ、本ニャンが人に抱っこされると落ち着かずにもじもじ・・・。本当は甘えたいんだよね、甘え方が分からないんだよね。

 今回は私が仕事をする上で、心掛けていることを書いてみます。すべてがその通りになるわけでもないし、挫折・回り道・方向転換もありますが、自分の心を健やかに保つおまじないと思って頂けると嬉しいです。

 まず、仕事に対して常に考えていることがあります。それは3年単位での成長カーブを思い描くことです。「3年」には意味があり、こんな風です。(3年スパイラル説については、No.57 ~仕事って何だろう~でも一度説明していますね)

 1年目:周り(同僚・先輩・お取引さま・お客様など仕事で関わり合いのある方々全て)のお力を拝借しながらでもその仕事を自分なりに完成度を高める。

 2年目:自分で仕事のイニシアティブを取りながら、仕事全体の質を高め・幅を広げていく。新しい事と結びつける。

 3年目:それまでの経験を元に新しい仕事に軸足を移していく。今までの仕事は継続しつつ属人化しない仕組みを作る。

 簡単に言うと、「学習と習得」 ⇒ 「応用」 ⇒ 「組み合わせと引継ぎ」を3年ごとに繰り返す目標を立てるのです。もちろん3年後に何が起こるのか、まるで分りません。けれど、なりたい自分を思い描く、そのものが大事だと思っています。

 そして、その夢のような3年後をうっとりと思い浮かべながら、逆算していくのです。3年後の未来を支える2年後にはどうなっているはず?1年後はどこまで達成できているはず?半年後はどこまで出来ていなければならないの?3か月後は何をクリアすべき?と段々と自分に手が届く未来までブレイクダウンしていきます。最後に、では今日明日から私は何をするのか、まで詳細に出来ればもう不安はありません。あとは迷わず実行するのみなので。

 もちろん、今日明日の目標ですから、小さな小さな一歩です。まさしく千里の道も一歩から。例えば、Aさんに連絡をする、1行日記をつけ始める、など自分が無理せず楽しみながら踏み出せる一歩がよろしいかと思います。3年後の目標に向けて詳細な地図が用意され、しかもそれが自分で納得のいく道筋だったとしたら、その目標は決して絵に描いた餅ではなく、現実に手が届く宝物になっていきますものね。さらに、その旅の途中においても、自分が辿ってきた道と今後進む道が明確になると共に、迷う事もなくなるはずです。

 ただもちろん、未来を思い描いているので、時には見誤るし、スピードが伴わない事もある、さらに経験を積むことで目標自体が変化していくことも、沢山ある事でしょう。それでもいいのです。自分が「こうなりたい」と強く思い、そのために何が必要で、どんな努力をすべきなのかが自分の中で明確になった、それそのものがとても尊いものなのです。

 ただし、頻繁に目標が変化してしまうのも自分にとってしんどいことですね。そのため、私は3年後の目標を定めるときに、「何故その目標なのか?単なる憧れではないのか?本当に自分が望んでいる事なのか?」を深く考え言葉にすることにしています。

 この3年スパイラルを繰り返し、目標設定の度に仕事の幅を広げることで、多分うん十年もの間、私は飽きることなく仕事を続けていくことが出来ました。そして今も次の3年に向けて丹念に地図を作っています。自分の内面を飾ることなく見つめ、出来ることとやりたい事、あこがれと現実をきちんと区別し、自分の納得のいく人生を歩む。そのための地図は複雑怪奇ですが、私には読めますよ。