みなさま 田中かつゑです。13歳の仔が昼も夜も寝ている様になりました。この仔は生後1年間程野良生活をしていた過去があります。成長期にしんどい思いをしたのかもしれません。たまに起きている時のいたずら心は現役なんですけどね。そういえば彼女は既に猫じゃらしに関心を持たなくなりました。
立場上、社内・社外を問わず色々な方と面談をすることがあります。内容は進路相談(転職含む)が主なのですが、時々不思議に思う事があるのです。それは「相談者の意思が感じられない」こと。実例を挙げてみます。
≪その1:迷ってる方≫
- 今の仕事に行き詰っています
- XXXの仕事は私には合っていないと思います
- 此処では私のスキルが高められません
「それで、どうしたいの?」⇒「わかりません。」
≪その2:目標を語る方≫
- ITの仕事をやりたいです
- システム設計ができる技術者になりたいです
- XXXの専門家になりたいです
「そのために、どんな勉強をしているの?」⇒「していません。」
≪好き?とおっしゃいましたよね?の方≫
- Linuxの勉強をしたいです
「RedhatとSUSEどちらが好き?」⇒「それ、何ですか?」 - クラウドの技術はすごいと思います(その1)
「どこに魅かれたの?」⇒「みんながすごいって言っているので。」 - クラウドの技術はすごいと思います(その2)
「オンプレと比較してどうかな?」⇒「オンプレって何ですか?」
遠い昔の学生時代でしたら、学校の先生、塾の講師、家庭教師などの方々が、必要な情報をどんどん提供してくれ、自分自身はそれをこなしているうちに実力がついてきたことと思います。正に白馬に乗った王子さまが幸せを運んで来てくれたようなものです。
けれど、お仕事は違います。研修期間に基礎は習得できるでしょうが、そこから先はご自身で掴み取って這い上がっていくものです。そのためには、目標を設定すると共に、どのくらいの時間軸で何を習得するのか、そのやり方をどうするのか、をご自身で決めて実行していく必要があるのです。昔と違い、今はインターネットに情報が溢れており、ご自身と同じような目標を抱いて頑張っている方々が歩んできた軌跡も容易に探せるでしょう。技術の習得手段も平易な表現で解説してくれています。
つまずいたとき、困った時も高度な技術を有した諸先輩方がそれらの足跡を残してくれています。有難い事ですよね。
そうして、ご自身の内面を磨き、努力を続け、高きを目指して虎視眈々と構えていれば、チャンスの女神さま(神様)の到来は自然と分かります。そして、その神様の前髪をむんずと掴み、ご自身のものに出来るはずです。日頃の準備と周りへの高いアンテナ、そして頑張っている自分への自信があなたを突き動かしてくれることを、経験者の1人として保証しますよ。