どんな物でも、設計は存在する。
「設計」の言い方を変えると「イメージ像もしくは、像の構成を決めること」だろう。もっと言い方を変えると、「何のために何を作るのか」「作る手順や、必要な作業は何か」を明確にすることが「設計」と言えるだろう。
具体的な事例として、以下の手紙の例をあげたい。
Q1:「何のために何を作るのか」
Q2:「作る手順や、必要な作業は何か」
私の場合
A1:「お世話になった人へ感謝を伝えるために、手紙を作る」
A2:「パソコンで文書を作成」「封筒に入れる」「切手を貼って投函する」
旧友の場合
A1:「お世話になった人へ感謝を伝えるために、手紙を作る」
A2:「万年筆で文書を作成」「封筒に入れる」「郵便局で速達を申し込む」
目的は同じ、送る媒体が「紙」であることも同じだが、双方(私、旧友)で、
相手が受け取る印象は大きく異なる可能性があるから不思議だ。
その後、旧友と深く話をしてみると、「送る相手」が異なることが分かった。
私の目的:お世話になった会社の担当者への手紙である
旧友の目的:お世話になった医師・看護師への手紙である
どちらが優れているか(思いが伝わるか)という事を言いたい訳ではないが、自筆での手紙の方が「今の健康状態」まで伝わるかもしれない。(このあたりは個人の感性にもよる)
「何のために」を具体的にすることが「とても重要」だと感じた小話である。
「何のために」が明確になっていれば、「作る手順や必要な作業」は誤った選択をする可能性も低いことも実感出来る事例だと思う。
「ボタンの掛け違い」を起こさない様、くれぐれも注意したい。
やはり設計は重要だ。
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