テクニカル

仕事で『困った!』時、どう対応するか?

これまではシステムにおける品質技術を中心に進めてきたが、読者の皆様より以下の様なご意見を頂いた。

 技術論、考え方はわかった。
 しかし、実態は日々作業に追われ、多くの作業を消化するだけで精一杯。
 何か良いアイデアはないものか。

確かに、多くの現場では、日々の作業に追われているのだ。勿論、私もそのような経験をしてきたし、今でもあまり状況は変わっていない。
そこで、しばらくの間、本ブログの趣向を少し変えて、「作業を行う上で困ったことは何か、それにどのように対応してきたか」について、私の経験則からお話させていただければと思う。

皆さん、このような経験はないだろうか。

  • 仕事がとても多く、日を追うごとに増えている。今の仕事もトラブル対応や突発作業で遅れ気味。他のメンバも同じような状況であり、助けて貰えそうにない。体力的にも限界が近い。
  • これまでの作業成果のプレゼンを上司(またはお客様)から依頼された。作業成果については、チームで常に計測しているので数値化はできそうだが、どのように報告するかが悩ましい(かつ、報告は一週間以内と短期である)。報告は、これまでの作業成果だけでなく、今後、どのように効率的に進めるかを含めて説明することが求められている様だ。何をどうやって資料として整理すれば良いのか、資料作成経験も少ないので困っている。

もしかしたら若手の人は経験がないかもしれないが、今後数年以内に上記に近い場面を迎えることは、ほぼ確実である。その時になったら、書籍を読んだり、身近な上司などに相談して進めることになるであろう。

私も、上記の様な経験は多数してきたし、見てきた。
結構焦ってしまうものであるし、確実に遂行できたかと聞かれると自信は無い。しかし、試行錯誤をして、なんとか切り抜けてきた。

そのような時に、どのように進めてきたか、私の経験則に基づいてご紹介させて頂こうと思う。今後、上記の様な場面を迎える人には何らかの参考になるかもしれない。また、既に経験済の方は、ご自分の経験と照らし合わせながら、楽しく読み進んで頂けると幸いである。

さて、具体的には、以下の二点について、私の経験に基づいて述べさせていただきたい。

  1. 作業予定が大変多くあり、どうにもならない時にどうしてきたか
  2. 資料で説明が必要になった時、どのように資料検討を進めてきたか

それぞれについて、私の考える重要なポイントをご紹介していこうと思う。なお、あくまでも私の経験に基づくものであり、どのような場面でも有効になるという訳ではないことを、あらかじめご了承頂きたい。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像