みなさま 田中かつゑです。飼っている猫8匹の中に頻繁に病院に通っている仔がいます。身体は大きいのですが(5.5キロ)胃腸関係が弱いのです。その仔は、キャリーバッグを見ると一目散に逃げていきます。病院の記憶が蘇るんでしょうね…。普段はボ~ッとしている仔なんですが、結構記憶力良いのね。
仕事というものに携わって、早35年。何も出来ない・わからない・困ったチャンだった私も、部下2,000人を掌握する立場のマネジメントを遂行し、今では会社経営にトライするまで変身しました。この長い35年間で年代とポジションにより変化した「仕事」に対する考え方を少し書いてみます。
まず、そのベースとなっているのは、私自身の仕事に対する3年スパイラル説です。これは、全く新しい仕事に携わった時、自身の習熟度と興味を記したもので、こんな感じ。
1年目:見るもの聴くもの新鮮・わからないことだらけ・勉強で追いつき追い越せ・焦りと不安
2年目:板につく・自律/自立・相手とキャッチボールが出来る・落ち着きと自信
3年目:人に教えられる・次の新しい事に興味が湧く・具体的に次へと動き出す
つまり、1年目は勉強と習得、2年目は応用、3年目は引継ぎと次への準備。この繰り返しで守備範囲を増やし、仕事の点と点を繋いで線にし、またそれらの線を繋いで面とすることを目指しています。仕事の奥行と深さを同時に達成していく心構えと行動指針です。
次に仕事の質について。これは6年単位で次のステップに上がる心持で考え行動してきました。
STEP1:自分の立ち位置を明確にし、その組織・集団の中でイニシアティブをとれるよう周りを観察する目を養う
STEP2:自組織vs他組織で他組織の為になる事を8:2 → 5:5 → 0:10 の比率で実行できるようにするには、何をすべきか・足りないか・協力が必要か・新しく仕掛けるかを考え行動する
STEP3:自分がその組織を経営(運営ではなく)する立場だったら、の仮定の下、優先順位と予算の振り分けを実施し、キャッシュフローが回る運営を実現する手段を考え行動する。
大事なことは、組織の内側と外側をしっかり把握し、自身で考え行動する事。仕事は創り出すものであって、与えられるものではないと常々心に刻むこと。この目線は実際に会社を経営する際、生きました。今までの訓練が花開いた感じがしています。
年齢に関係なく、自分の中で仕事をどの様に捉えるかで、その完成度と次への繋がり、見えてくる世界が異なってくるはずです。
- 仕事=自分以外の誰か(上司など)から与えられるものだと捉えた場合
自分自身のスキルは向上。
但し、自ら考え・悩み行動に移す範囲が限定的になる可能性あり - 仕事=自分の創造の結果と捉えた場合
挑戦と責任の自覚が身に付く。
失敗してもそれを自省することで次に活かせる可能性が広がる
今まであまたの方々の仕事に対する姿勢を観察し、朧気ながら得た結論が上記です。もちろん、その人の生き方・価値観・考え方があるので、どちらが良い悪いは言えないと思います。但し、その方の仕事に対する考え方は年輪のように自分自身を形成していきます。年齢を重ねるほど、急激な変化が難しくなります。
いくつになっても楽しんで・自分でゴールを決めて仕事を進めていく。そのために日々精進しているのだと思うのです。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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