高品質なシステム完成に向けてQBMAP(詳細設計書見える化)を活用します。詳細設計書では書ききれない異常時の動作・負荷集中・DB拡張など、運用時に発生する恐れがある、隠れたる瑕疵を洗い出します。
設計の見える化(QBMAP)で高品質な開発を
詳細設計書と現場ヒアリングからQBMAP(システム全体の地図)を描きます。

- 全体が見える化されるので特にインタフェース部分は仕様が明確になります
- 開発担当全員の理解が深まり短期間で高品質なものづくりが可能です
QBMAPができること
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設計工程机上品質向上暗黙知を数値化
【多重時】→30多重以上
【DB格納】→1括100GB
【帳票処理】→1000件/時
非機能要件を具体化
抽象表現を具体化
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システムテスト工程テストへ反映→30多重、100多重時の動作確認
→DB格納処理確認(100件×1GB、100多重×1GB)
→帳票化処理の性能確認(1000件登録、2000件登録)
具体化された機能確認
QBMAPの効果
- しっかりとした設計書に従い開発されたソフトウエアは高品質な仕上がり
- QBMAPはテスト設計に活用可
- 作成ドキュメント簡略化・開発期間短縮を実現
- テスト代行会社への依頼は不要
- その結果コスト削減&納期遵守を実現
QBMAPの活用
開発プロセスを見直して単純化・整流化
長年積み上げられた施策により、複雑化してしまった開発プロセスをシンプルにすることを「整流化」と言います。QBMAPがあると、整流化もスムーズに行えます。


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どうやって整流化するの?
QBMAPを元に開発プロセスを確認
⇒高負荷部分を予測・特定しその無駄を削除、新しいプロセスを構築・自動化 -
整流化の効果
作業項目:▲37%
使用帳票:▲54%
平均リードタイム:▲20%設計時点で高品質を確保可能
さらに、トラブル発生の根本原因が分かれば二度と失敗は起きない設計書通り開発したのに手戻りしなければならなかった経験はありませんか?バグは必ずしも開発時点で発生するという訳ではありません。設計の時点、または別の工程が原因でバグを発生させていることも少なくありません。
QBMAPは全体図が見渡せるため、バグが発生しやすい工程を想定、重大な問題を早期検出および早期改修が可能となります。
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何からどうやって根本原因にたどり着くの?
- トラブル事例から⇒全体像を見渡せるので、トラブルの早期解決&作成修正の他モジュールへの影響確認(デグレード防止)が簡単にできる
- バグが発生しやすい箇所を予め想定、手厚いテストで撲滅
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改善結果
- 品質管理の確度が向上
- 手戻り・バグが激減
- QCDが改善・向上
QBMAPと照らし合わせたテスト設計を実施
1. 二因子間網羅活用で90%※項目削減、80%※工数削減
- 延べテストを実施すると50,000ケース!エラーが発生しやすいケース・重要なケースに絞り込み。5,000ケースで、90%以上のバグを検出。
2. ツール活用や関数による自動化で60%※工数削減
- OSSの活用による自動化、関数化による夜間自動テスト等で、60%工数削減。
※いずれも当社比その他のITリモデル -