みなさま 田中かつゑです。この「かつ便り」もそろそろ3桁と回を重ねたので、中休みとして我が家のニャンコたちを順番にご紹介します。最後の10匹目です。
No.10 ひな(女の子)
ひなは我が家に来て、もう12年になります。年齢はおそらく13から14歳。個人で野良猫の保護活動をなさっていた方とその頃知り合いになり、彼女が保護していた猫の中で成猫+臆病なため、貰い手がいないだろうと思われたひなを譲り受けました。最初は手癖が悪く、ゆで卵を殻つきのまま盗んだり、置いてあったパンを齧ったりと目が離せない面もありましたが、今はすっかりおばあちゃんになり落ち着いています。No.1そうちゃんがひなを溺愛していて、いつも自己アピールをし、くっつきに行きます。が、ひなはどこ吹く風。そうちゃんの片思いはまだまだ続きそうです。成長期の食生活が芳しくなかったせいか、この仔は歯の状態が良くなく、何本か抜歯しました。不快感が取れたのか、何と抜歯後は穏やかで優しい性格になりました。きっといつも歯が痛くて不快だったのでしょうね。歯が無くなっても食欲は衰えていませんが、年齢と共に缶詰のウェットフードを好むようになりました。我が家で1番の長老。長生きしてね。
「あたしが長老だから一番偉いのよ。」
（そうですね。まさにその通り。誰一匹として、ひなには逆らえません。永遠の三歳児No.2るいちゃんにとってひなは天敵です。もう、避けること避けること。No.4へいたもひなにはケンカを仕掛けません。堂々とひなは一番良い場所で今日もお昼寝です。）
「爪なんて切らせてあげないわよ。」
（この仔は爪切りができません。暴れるなんて言葉が生易しいほど抵抗します。私も怪我はしたくないので、彼女のお爪ケアは爪とぎにお任せです。）
「引き戸だって開けられるのよ。」
（器用なんです。ほんのちょっとの隙間でも見逃さず、戸を開けてお風呂場・私の寝室など行って欲しくない場所に冒険に行きます。そのため、引き戸には磁石を付けて開けにくくしました。これには弊害があって、私自身もこの引き戸が重くて開けにくいです。）
（天窓を登って）「降ろしてよ。」
（登れるのだから降りられるでしょう。なのに人に抱っこされて降ろして欲しいと私を呼びます。彼女の日課の様です。でもね、人が見ていない時にはさっさと自分で降りるんですよ。）
「これ、あたしの物」
（食事やおやつ、自分が食べたいと思ったものはとにかく欲しいんです。なので他の仔が食べているお皿をむんずと掴み自分の所に引き寄せ、食べ始めます。おやつに至っては容赦なく他の仔の目の前のものを食べてしまいます。年長者ゆえなのか、他の仔は誰も怒らないし止めません。力関係が成立しているんでしょうか。。。）
「この頃ドライフードが嫌いになってきたの・・・」
（ウェットフードはモリモリ食べますが、固い食べ物が苦手になってきたようです。そうね、何本か歯もないし、食べるのもしんどいかもしれないのね。ウェットフードを多めにどうぞ。）
「甘えたいの、傍にいたいの、いい仔いい仔して欲しいの。」
（ツンデレからデレデレになってきました。人間に対して、とても甘えるしぐさを見せるようになりましてね。年齢と共にニャンコも性格が丸くなるんでしょうか・・・）
大御所なんだけど、この頃寝ていることが多いおばあちゃんになりかけの【ひな】でした。